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とどめを刺す美容師

昨夜美容院へ行ってきた。

悲壮さを出したくなかったから、「最近薄くなってきちゃって…」と指摘される前に言った。
そしたら店員「本当ですね(キッパリ)」…。
てっきり「そうなんですか〜?」くらいで曖昧な返しをしてくると思ってただけにアセル俺。

しかし、一度明るいキャラで行こうと決めたからには凹んだ所は見せられない。
「うまく誤魔化せるような髪型ないですかね〜?」と俺。
「厳しいっすね(キッパリ)」
もはや瀕死の俺、口数が減る。すると店員、気を使ってくれたのか、話題を振ってくる。

「会社帰りですか?」
まだ学生の俺はさらにダメージを受ける。ここで寝たふりモードに突入。

…数十分後、目を開けたら、頭頂部が刈られ側頭部の髪だけだらりと長い
落ち武者状態の自分がそこに。
「この切ってない髪を、こう持ってくるんですよ。隠せるとまではいかないですけど、
 まあ、イイ感じじゃないですか」

俺、フラフラになりながら店を出た。もうココには来ないと心に決めて…。
横のバーコード用の毛は自宅で自分で切りました。

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